がん保険について知る
がん保険とは
がん保険とは、高額になりがちな「がん治療」の保障に特化した保険です。病気の治療費に備えるための保険なので、医療保険の一種(広い意味での医療保険)といえます。また、最近はがんだけでなく、急性心筋梗塞や脳卒中も加えた三大疾病の治療費が保障される保険や、もっと広く8大疾病の治療に備える保険もあり、それらの生活習慣病等に備える保険も、がん保険と一緒に比較されることが多くなってきています。
がん保険の保障
がん保険は、がんと診断されたときやがんで入院・手術をしたり所定の治療を受けたりしたときの医療費を保障する保険です。診断時の一時金や入院給付金、手術給付金をはじめ、がんの治療内容に応じた保障をセットできます。
■ がん保険の主な保障内容
がん保険の待ち期間
なお、がん保険には待ち期間があり、加入後、責任開始日から90日(あるいは3ヵ月)以内に診断されたがんは保障の対象外となります。つまり、保障は待ち期間が終了してから始まります。

がん保険の選び方
がん保険は、がん治療の進歩にともない保障内容が変化してきていて、いくつかのタイプに分かれています。どんな治療を視野にいれるかによって、加入するがん保険のタイプや保障内容を選ぶとよいでしょう。
どんな保障を重視するかでまず商品のタイプを選ぶ
がん保険のさまざまな保障のうち、どのような保障を重視するかということで、どのタイプの保険を選ぶか絞り込みます。
■ がん保険のタイプ
がん保険を選ぶときの5つのポイント
どのタイプのがん保険に入るかを決めて実際に商品選びをするとき、あるいは必要な保障を選択するときは、以下5つのポイントを参考に選ぶとよいでしょう。
<ポイント①>診断給付金(一時金)が出る回数と条件は?
がんは一度治療をしても再発する可能性があります。そのため、診断給付金は一度受け取ったら保障がなくなってしまうものではなく、複数回受け取れるものが必要です。また、あわせて2回目以降の給付条件の内容を確認して、できるだけ条件のよいものを選ぶとよいでしょう。
<ポイント②>長期の通院治療に備えられるか?
がんになると、抗がん剤治療や放射線治療を通院で行うということもあります。またその場合、治療期間も数ヵ月~1年以上と長くなることがあります。治療給付金または診断給付金などで、このようなケースに備えることができるか、しっかりと確認することが重要です。
<ポイント③>保障は一生続くか?
がんは60歳以降、高齢になるほど罹患率があがります。したがって、がんに備えるなら高齢になっても保険が続く必要があります。定期タイプのがん保険を更新し続けてもよいですが、その場合、保険料が高くなっていきますので、一生涯入り続けるなら終身タイプの保険に入っておいた方がよいでしょう。
<ポイント④>先進医療特約をつけるか?
がんの先進医療には、治療費が200~300万円するものがあります。正直、適用されることは稀ですが、先進医療特約の保険料は安いので万が一のときのことを考えるとあった方が安心といえるでしょう。ちなみに、先進医療特約については、医療保険に加入していて、そちらで先進医療特約を付加していたら、がん保険にはつけなくても対応できます。二重に加入する必要はありません。
<ポイント⑤>(女性は要注意)上皮内新生物は保障されるか?
初期のがんといわれる上皮内新生物については、商品により、保障されるもの、保障額が削減されるもの、保障されないものとさまざまです。通常は治療もすぐに終わり費用もあまりかからないことが多いですが、女性の場合は注意が必要です。乳がんでは、上皮内新生物に該当するがんの場合でも、乳房再建術や術後の抗がん剤治療・ホルモン剤治療が必要になることがあり、十分な備えがあった方がよいため、上皮内新生物についてもしっかり保障される商品を選んでおくとよいでしょう。

FP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)/株式会社LHL くらべる保険なび担当。証券会社、保険サービス企業を経て、「くらしのお金」に関するWEBメディアの立ち上げ・運営、マネー書籍(ムック)の監修等を経験。保険やお金の情報をわかりやすく解説します。
























